腹が減っても戦は出来る!

1日1食を実践しながら健康について考える。その他いろいろ

1日1食健康法?ダイエット?三年続けてから受けた健康診断で驚きの結果が!!

1日1食で三年過ごして健康診断を受けた結果

今年の4月に健康診断を受けました。善玉コレステロールや悪玉コレステロール、尿酸値やら体の内部までしっかりと検査したのは、何年ぶりでしょうか。


結論から言うと、異常は全くありませんでした。職場のチーフから一言、「じんさんは凄い健康体ですね」と誉められたけど遅れること約半年、数値の書かれた結果を見てチーフが大袈裟に誉めてくれた理由がわかりました。


その結果がこちら↓

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見てください、この中性脂肪の欄。

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30!たったの30!


正直この30という数値が少ないのは分かるけど、どれだけ少ないのか当時は分からなかったんで調べてみました。

30代 中性脂肪 男性で検索

30代男性の正常範囲内(基準値30~149)にいる人の割合が58%。約半分が必要以上の中性脂肪を溜め込んでいるという結果。やっぱり代謝も落ちて、仕事に忙殺される働き盛りの30代、運動する時間もないから仕方ないですね。


基準値の下限が30ってことは…これギリギリってこと?


更に調べてみると、多すぎることはもちろん少なすぎても良くないことが分かった。


気になったので中性脂肪について調べてみました

中性脂肪がなぜ必要か?中性脂肪の役目とは?


中性脂肪の役割として以下の3つが挙げられる。

  1. エネルギーの貯蔵(予備燃料)
  2. 内臓や骨の保護(クッションになる)
  3. 保温効果(体温の調整)


1.エネルギーの貯蔵


人は食事からエネルギーを得ているが、外部からエネルギーを摂取できない時は身体の脂肪分を利用して活動のためのエネルギーにします。手を伸ばせば食べ物が手に入るような現代においては消費することはほとんどないでしょう。


2.内臓や骨の保護


皮下脂肪の厚みがクッションになり外部からの衝撃を緩和する役割を果たす。格闘技選手等のコンタクトスポーツの選手がボディビルダーのような身体ではなく、少し脂肪を残したような体つきなのはこれが理由。


3.保温効果


太った人が寒さに強いのを良く見かけますが、それは中性脂肪が外気の温度に左右されにくく、体内の温度を一定に保つ役割があるおかげ。冬になると白熊のような男性がモテるのはこれが理由(ホントかよ!!)


中性脂肪と聞くとやっぱり「肥満」だったり「メタボ」のようなネガティブな言葉を連想しやすいけど、生命維持にとても重要な役割を果たしていることが分かります。


しかし普通に生きていれば、食に困ることは無い今の時代ではよほど激しい運動でもしない限りは予備燃料を使うにはいたらないでしょう。


年齢を重ね、代謝が落ち仕事に追われ身体を鍛える気力も残っていない中年サラリーマンの身体にはみるみるうちに食事で摂ったアブラが蓄積され、際限なく中性脂肪を上乗せしていきます。


気が付いたら数値が1000を超えてた…なんてことも。


貯めこみすぎた中性脂肪は身体にどんな悪影響を及ぼすのでしょうか。

中性脂肪過多による身体への悪影響について


中性脂肪が多すぎることにより引き起こされるリスクとして一番に挙げられるのが動脈硬化です。


中性脂肪が多くなると善玉コレステロール(HDL)が減少し悪玉コレステロール(LDL)が増加します。


この悪玉コレステロールが血管壁に取り付いて蓄積してしまうせいで血液の流れが悪くなり、中性脂肪の増加に比例するように悪玉コレステロールが増加すると血管内に溜まり動脈硬化を引き起こします。


動脈硬化が起こることにより起こる症状は

  • 心臓の負担が増える 心肥大 心不全 高血圧
  • 血液の流れが悪くなり、各臓器へ十分な血液が送られない 心筋梗塞 狭心症
  • 血管に負担が掛かりすぎて破れる 脳出血 クモ膜下出血


動脈硬化は自覚症状がほとんど無いため、背後から静かに忍び寄る暗殺者「サイレントキラー」と呼ばれています。

中性脂肪が高くなってしまう原因


中性脂肪が貯まってしまう原因として以下が挙げられます

  1. 食事 (悪質な脂質、炭水化物の取りすぎ、アルコール)
  2. 喫煙
  3. 遺伝


1.食事


お菓子や果物、ご飯やパン、これらの炭水化物は消費される分以上の量を摂取すると中性脂肪として体内に蓄積されていきます。特にGI値の高い食品は脂肪を体内に蓄積しやすいという特徴があるんで要注意!


揚げ物の油やお菓子などに使われている悪質な脂(トランス脂肪酸)も体内に蓄積されると中性脂肪へと変わります。糖質を十分に摂っているなら控えるようにしないと、糖質と脂質のダブルパンチで即KOですね(笑)


サラリーマンの夜の友、ビール等のアルコールも中性脂肪を増やす原因に。


アルコールを摂取すると、中性脂肪を分解する酵素の働きが鈍ってしまう為、結果的に中性脂肪を増やす原因になってしまう。


2.喫煙


これは最近知ったけど、タバコに含まれるニコチンが中性脂肪と悪玉コレステロールを増やす原因になっている。


「タバコを吸うと頭の血管切れるよ」冗談交じりにこんな脅し文句を聞いたことがあるけど、あながち間違いじゃないみたいです。喫煙者の方はご注意を!


3.遺伝


親が太っていたら子も太る?悲しいけどこれが現実。こんなこと言われたらもうどうしようもない(涙)ちなみに僕もしっかりとデブ遺伝子持ってますから!



高すぎるとやがては命を奪いかねない中性脂肪。では逆に低すぎるとどうなってしまうんでしょうか?

中性脂肪が低すぎることによる身体への悪影響について


中性脂肪が高くならないように、常日頃から食事制限と運動を心がけているあなた!頑張りすぎていませんか?ダイエットとは成果が出ると嬉しくなってついつい必要以上に頑張ってしまうものです。


中性脂肪には適正値というもがあり一般的には30~149の間が良いとされています。


過度なダイエットにより下限値の30を大きく下回ってしまった場合どのような悪影響がでるんでしょうか?

  1. エネルギーが枯渇することによるエネルギー不足
  2. 内臓や骨が外部からのショックにより損傷しやすい
  3. 体温を一定に保てず気温の変化に弱くなる


簡単に言うと中性脂肪の持つメリットがほとんど機能しなくなります。俗に言う「貧弱な人」ですね。


コンテスト前のボディビルダーが風邪を引きやすいという話を聞いたことがあります。厳しい減量により身体のエネルギーが枯渇して免疫力が下がる。


僕も格闘技をやっている時に10キロ以上の減量を行うと、試合前はいつも風邪気味でした(笑)


激しく運動したり、身体を動かす肉体労働の人は動いた分のエネルギーをしっかりと補給するように調整することが大事なんです。

中性脂肪が低くなってしまう原因


中性脂肪が低くなってしまう原因としては以下の通り

  1. 過度な食事制限と運動
  2. 甲状腺ホルモンの異常
  3. 肝臓疾患


1.過度な食事制限と運動


消耗しすぎて予備タンクの燃料も空になってしまっては動くことが出来ないのは人間も一緒。車と同じで常に燃料の残り具合には気を配りましょう。疲れたら適度に休んで身体に良いものを摂りましょう。


2.甲状腺ホルモンの異常


甲状腺ホルモンとは、身体の細胞の代謝に影響を与えるホルモンで骨や筋肉、神経にまで影響を及ぼす。中性脂肪が極端に低くなると過剰に分泌されて新陳代謝が活発になりすぎてしまう。特に何もしていないのに体重の減少が著しい場合は注意が必要。


3.肝臓疾患


肝臓には体内に取り込まれた脂肪を蓄積して脂肪酸を中性脂肪に変換する働きがあります。肝臓に何らかの異常が見られる時は中性脂肪に変換する力が低下するために中性脂肪が低くなります。


そのせいで肝臓内の細胞組織に脂肪が溜まり、脂肪肝(肝臓がフォアグラのようになる)になります。

中性脂肪がこんなに低いのに1日1食で大丈夫なのか?


はっきり言うと、今のところはまったく問題ありません。というのも週末に好きなものを好きなだけ食う。いわゆる「チートデイ」を設けているのでそれが上手いこと調整になっているんだと思います。


体脂肪率も今は15%くらいはあるんで普通に生活してる分には問題なし。逆に言えば、「1日1食なら中性脂肪は簡単に落ちる」と言えるでしょう。


ですが何事も無理は禁物。もし1日1食で辛いと感じるなら、それは身体が食べ物を欲しているというあなたへのメッセージです。


「1日1食だけど、今日はなんとなくお昼ごはんを食べたいな」


それなら食べちゃいましょう!上司の言うことは聞きたくないなんて思っていても、身体の声にはきちんと耳を傾けましょう。

あとがき

3記事目にして4000文字を書き上げました。でも結局2時間以上掛かってしまった。いや、3時間くらいかな?慣れてないとやっぱりしんどいけど、ここまで書けると達成感がありますね!


最低でも1つの記事は1000文字くらいは書きたいけど、たまには短くても良いかなと言うゆユルい気持ちも大切にしながら今後も続けて行きます!


今回も、読んでくれてありがとう!